2008年3月7日金曜日

etc マイル

マイルス・デイヴィス・オールスターズ Vol.1

麻薬漬けで、人気もなくなったMilesが、なんとかつてを頼ってBlue Noteにとりあえず吹き込んだ(そのあと、ギャラは麻薬代に変わるんだろうけど)という事情?はともかく、ここでは若いMcLeanを聴ける!!という素晴らしいものが残っているじゃ~ありませんか。ホント、ここでのMcleanはプチプチ、若い。全編出てないけど、これはCheck out!ですよ

ブルーノート初めての12インチLP盤はこのマイルスのアルバム。1952年、53年という古いレコーディング。「ディアー・オールド・ストックホルム」というデンマーク民謡、古くはスタン・ゲッツ、現代ではエディー・ヒギンズがよく演奏する美しい曲を聴くと、マイルスの天才ぶりが分かる。ジャキー・マクリーン(アルト・サックス)J.J.ジョンソン(トロンボーン)アート・ブレイキー(ドラム)など当時考えられる最高のメンバーによる一枚。「イエスタデイズ」「ドナ」などのおなじみの曲も入っている。麻薬にまみれてはいたが、初期のマイルスのたぐいまれな才能を示す一枚。(松本敏之)

1952年5月9日、1953年4月20日録音。本作はブルーノートが1955年に当時主流だった10インチ盤に変えて12インチLPを発売する時に真っ先に発売されたものである(vol.1・2)。マイルスのレコーディングからvol.1には52年セッションから6曲と53年セッションから3曲、vol.2には52年セッションの2曲と53年のセッション3曲、そして54年3月6日のセッション6曲全曲が収められている。マイルスが自らの地位を確立した時期というのは1950年代の半ばである。『クールの誕生』が1950年3月9日のニューヨークの録音であるからして、vol.1・2を録音したこの時期というのはまさにマイルスが試行錯誤の中自らのスタイルを確立するまっただ中であった。そういう意味でこのあたりの録音は実に興味深く、マイルスの音楽を知る意味で必要不可欠な時代であると断言出来るだろう。重要なのは未だマイルスのスタイルというのがそのコンボに浸透していないと言う点だろう。それでもマイルスのトランペットは光を増しつつあるのが十二分に聴き取れる。今では24ビットでRuby van Gelderエディションで聴くことが出来る。何て幸せな時代なのだろうとつくづく思う。

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